第8回クオリアAGORA 2013、年末のお忙しい中、また足下の悪い中にも拘わらず、皆様本当にありがとうございました。今回もおかげさまでとても有意義に開催することができました。これも皆様方のご支援によるものと心から感謝いたしております。
今年最後のクオリアAGORA、「感激・感動する新しい広場づくりとコミュニケーション能力」と題し、劇作家・演出家の、また大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授でもあられる平田オリザさんにお越しいただき、「コミュニケーション能力とは何か?」から、「次の時代の日本に必要なコミュニケーション能力とは」まで、今、若者達が置かれている状況も踏まえてのスピーチをいただきました。
「若者達のコミュニケーション能力は低下しているのか?」...平田先生は決してそうではないと仰いました。「さまざまなメディアやツールが登場してもコミュニケーションの本質は変わらない。コミュニケーション能力とは『伝えたい』と言う想いから起こるもので、その想いは『伝わらない』と言う経験から生まれる。しかし社会構造が大きく変わる中で、その経験を積む機会がどんどん少なくなっている。」ではどうすれば善いのか?どうするべきなのか? また、「ニュアンスでその趣意を察する日本語と、言葉でいちいち説明する外国語(特に英語など)とのコミュニケーションスタイルの相違」など、グローバルな視点も踏まえてのお話に一時間という時間があっという間に過ぎてしまいました。
引き続いてのディスカッションでは、先のスピーチでのコミュニケーションスタイルの相違などから、それぞれの文化・文明論まで話は大いに盛り上がり、ワールドカフェでは「日本型のコミュニケ-ションを活かして日本の文明を世界に売り込む方法を考える」をテーマとしていつものように楽しくワイガヤしました。(詳しくは後日ホームページ上にて活動報告として掲載いたします。)
貴重なお話しをいただきました平田先生にはこの場を借りまして厚くお礼申し上げさせて頂きます。 ありがとうございました。
2年目を迎え、クオリアAGORAは「2030年の未来を予想するのではなく創り出す」と言う明確な進路を見出して、前進していきたいと思います。これからも変わらぬご支援・ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
≪第8回クオリアAGORA 2013/クオリアAGORA WEBフォーラム≫
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2013/12/26 (22:55:03)
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人間ひとりひとりの深く高質な感性(クオリア)に価値を置く社会、これは各人の異なる感性や創造性が光の波のように交錯する社会ともいえます。
京都からその実現を図ろうと、各種提言や調査、シンポジウムなどを開催した京都クオリア研究所ですが、2018年に解散したため、㈱ケイアソシエイツがその精神を受け継いで各種事業に取り組んでいくこととなりました。
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