今回のクオリアAGORA2015、そぼ降る雨にもかかわらずたくさんの…/お知らせ/更新情報の詳細


 

 


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今回のクオリアAGORA2015、そぼ降る雨にもかかわらずたくさんのご参加ありがとうございました。 今回もおかげさまでとても有意義に開催することができました。 これも皆様方のご支援によるものと心から感謝いたしております。


 

今回は「知の越境~分野を超えて 世代を超えて 視点を超えて」と題し、歴史の重みを感じる京大旧演習林事務室をお借りして、京都大学総合博物館館長の大野照文さんと京都大学基礎物理学研究所准教授の村瀬雅俊さんにお越しいただき、「知」の本質とは何かから、「知」の有様を今後どのように捉え、変えていくべきであろうかというお話をしていただきました。

スピーチでは先ず大野さんより、生物が誕生し知性が進化する過程、そしてついには現代人のように知性を身にまとった生物となったわけであるが、そんな今でも我々は「思い込み」などで「間違い」を起こす。 しかしこの「間違い」こそが自然界で人類が生き残ってこれた要因でもあり、また知識を広げてきた根源に他ならない。 言い換えれば私たちは「間違い」を起こす生き物であり、それによって得たものの積み重ねが「知性」なのではなかろうか。 ではどうすればこの「間違い」をただすことができるのか... その解決手法こそが対話に他ならない。 私たちはまだまだこの対話を使いこなせていないが、鍛錬次第で、近い将来には明るい未来がやってくるであろうとお話いただきました。

また続いての村瀬さんからは、近代科学は物質をどう捉えるかという事であった。 しかし現在ではその過程が進む中で、その奥底にある「生命」までを考えなければならなくなっている。 これには今までのような思考だけでは対応しきれず、新しい知性の有様が必要である。 それは、別の視点から物事を見る能力... 双方向で考える力... 何をでは無く如何にの発想... などなど。 そしてそれこそが「知の越境」であり「知の統合」に他ならないということを、例えば「種の起源」を「がん理論」の書として読んでみるなど、いろいろな例話を挙げてお話いただきました。

その後のディスカッション~ワールドカフェでは、大野さん、村瀬さん、レギュラーディスカッサントの高田さんに加え、前回より引き続きゲストディスカッサントとして京都大学大学院理学研究科教授の高橋淑子さんにお越しいただき、「知の越境で我々が抱える課題解決に何ができるのか」について、参加者一同、一所懸命、楽しく語り合いました。(詳細は後日ホームページ上にてご報告いたします。)

お忙しい中お越しいただきました大野さん、村瀬さん、またゲストディスカッサントとしてご参加いただいた高橋さんにはこの場を借りまして厚くお礼申し上げさせて頂きます。 ありがとうございました。
 
クオリアAGORAもいよいよ3年目を迎えました。 今年度のテーマは「京都から挑戦する“新”21世紀づくり」です。 先行きの見えない未来に、私達だからこそできる切り口で果敢に挑戦していければと思います。 これからも変わらぬご支援・ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。


≪第9回クオリアAGORA 2015 WEBフォーラム≫
https://sv219.xserver.jp/~gloseq/goodkyoto.com/bbs_manager/forums.php?s=31&state=forum_view
↑をクリックすると該当のクラウドフォーラムを閲覧、またフォーラムへ参加することができます。
※WEBフォーラムへはどなたでもご自由にご参加いただけます。

 

 

 

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2015/02/27 (01:38:47)

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クオリア京都とは?

人間ひとりひとりの深く高質な感性(クオリア)に価値を置く社会、これは各人の異なる感性や創造性が光の波のように交錯する社会ともいえます。
京都からその実現を図ろうと、各種提言や調査、シンポジウムなどを開催した京都クオリア研究所ですが、2018年に解散したため、㈱ケイアソシエイツがその精神を受け継いで各種事業に取り組んでいくこととなりました。
クオリア社会実現に向けての行動を、この京都から起こしていきませんか?

 

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京都から挑戦する“新”21世紀づくり/クオリアAGORA

 


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