エデュース
私は、幼年期から「人間は前向きにどんどんやれば、面白いことがいっぱいあるんだ。後ろ向きになれば、あなたの人生はずっと暗くなってしまうんだ」という考え方を植え付けていくべきだと考えています。
どんな人間でも、探し出したら必ず他の人が持っていないような特性を一つは持っているのです。教育というのは、そこを探し出すことから始まります。幼児期に親が色々観察していると、運動神経が発達しているとか、表現力が豊かであるとか、整理整頓が上手いとか、音感が優れているとか、段々と分かってきます。
しかし今の親は忙しすぎて、我が子をじっくり観察する時間が少ないのが現状ではないでしょうか。しかしそんな時間を意識的に見つけて子どもと遊び、会話することで、子どもの好きなこと、面白いと感じていることを見つけてあげてください。無理矢理教育してやろうという気持ちや態度で接すると、子どもが好きなものを発見する機会を失ってしまうということを知って欲しいのです。
「教育」は英語でエデュケーション(education)。言葉通り「エデュース(educe)」つまり潜在的な能力や性能を引き出すことです。人間は何が一番ハッピーかというと、自分の最も得意とする分野で勝負をするということです。そうしたら、はじめからものすごい+のアドバンテージを持っているという優越感があるし、軽く戦っても勝つし、みんなから尊敬されるし、ますます自分のスキルが上がっていくわけです。
これが逆だとどうでしょうか。
残念なことに、今の教育は大学入試という関門があります。そのため、教育の最終的な目標が偏差値を上げることになります。大学の受験科目は決まっていますから、好きであろうが嫌いであろうが、それをしなければいけない。
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